2回目のオンライン自助グループを開催しました。ご参加くださいました皆さま、貴重なお話を聴かせていただきましてありがとうございました。
今回のテーマは「母への対応」でした。
誰にとっても自分を語る上で外せない存在である「母」。
テーマが決まってから折に触れ記憶を遡る時間を過ごされてきたのではないでしょうか。
皆さんが語られた気持ちを抜粋します。
「今でもよくわからない、不思議な感覚。つかめない母親像」
「小さい頃から甘える、頼る、といった存在ではなかった」
「相談しても『この人』では受け止めきれないのではないと思った」
「小さい私は母の相談事や愚痴を聞く側で、自分が困った時は自分で乗り切るしかなかった」
「いつまでも解決されないことが残っていった・・」
語りを聴きながら皆さんの育ってきた情景が浮かんできました。それは、
いつも周りの顔色をうかがい、
小さな子どもが大人のように立ち振る舞い、
聞いても分からない、聞きたくない大人の事情を聴かされて、
母だけじゃなく誰にも相談することなく生きてきた・・。
今でも母に解ってほしい気持ちを抱えつつ、母を解ってあげることで気持ちを落ち着けている。
それは、解ってもらえることは無いと知りつつも受け入れ難いこと・・。
今、このような気持ちで過ごしている子どもたちの存在に想いを馳せつつ、
語られる皆さんの声に耳を傾けていると、
悩みの原因を知り、自分自身を深く理解していく先に新たな自分が生まれ、
新たな自分が熟成していくほどに今よりも楽な気持ちで過ごせる穏やかな時間が待っている、そのような暖かい光に向かっているように感じられました。
自助グループは自分や他者の言葉から心の奥にある気持ちを実感し、他者と共有するところに大きな意義があります。
今回も貴重なお話と深い学びをありがとうございました。
コメントをお書きください