急速な変化から丸1か月が過ぎました。
既に事態の長期化に備えて、
この環境に適応して生きる方法を考え始めていることに気がつきます。
気持ちは『我慢』と『諦め』の間をゆっくり大きく揺れながら、
次のステージへ進むことを半ば強引に押し出されていくような、
それに追いつかないことも自覚しながら、進むしかないような気持で過ごしています。
私はこのような事態になって初めてオンライン会議やオンライン授業を活用することになったのですが、とても便利なツールであると実感すると同時に、
人間がいかに五感を駆使しながら会話し、相手を理解しているかを改めて実感しました。
目に見えない心の中や、
言葉の裏にある感情、
見えている表情や仕草、
行動や距離感に至るまで、
全ての感覚を使って会話する高次の能力を意識するきっかけとなりました。
オンラインでも十分に事は足りるのかもしれません。
むしろ、このような社会の在り方はますます一般的なものになっていくのだと思います。
それでも子どもたちが友達同士で集まって遊びたいように、
誰かと同じ空間で、
自由に気持ちを開放し、
感情を共有しながら過ごすことは、
人間の根底に流れる共通した欲求で、
昔からずっと、この先もきっと変わらないのではないかと思います。
少しでも早く、対面でのカウンセリングができるようになることを切に願います。
皆さま、どうぞお体には十分注意してお過ごしください。